1日中冷たいからだは「朝の悪習慣」がつくる!?

子どもも陥る
低体温の原因とは

近年、子どもの平熱が下がっているらしい。本来大人よりも体温が高いはずなのに、36℃を下まわる低体温の子どもが多いという。

その原因は、どうやら朝にあるようだ。厚生労働省の調査によると、「朝食をとらない」という家庭が年々増加。じつはわたしたちの体温は1日のリズムがあり、朝がもっとも低く、昼にかけて上昇。ところが朝食をとらないとそのリズムが乱れ、子どもでさえも終日体温が上がりにくくなってしまうのだ。

朝食だけではない。朝に冷たい飲み物を飲んでからだを冷やしたり、毎日バラバラな時間に起床するのも体温上昇の妨げに。

あなたも「朝の悪習慣」で、知らず知らずに体温リズムを乱していないだろうか。

出典:Scales W et al.:J Appl Physiol 65.1988より作成

朝のぽかぽか習慣で
体温上昇の手助けを

恐ろしいことに、歳を重ねるだけでも平熱は下がってくる。1日中温かいからだをつくるためにも、朝食でエネルギーを補給することが大切なのだ。

しかし、ヨーグルトや野菜ジュースのみですませるという人は注意したい。なぜなら朝食でからだを温めるには、「食べ物を噛む」という行為も欠かせないからだ。

咀嚼することで内臓が刺激され、からだの内から温まりやすくなる。ヨーグルトにはくだものを入れたり、食欲がない日は具だくさんのスープをとるなどの工夫を。さらに、朝食前に伸びやストレッチなど軽くからだを動かすのも、体温上昇の手助けになる。

朝にからだを温めるか冷やすかで、1日の体温が決まると心得たい。

1日中ぽかぽか!
体温を上げる朝の習慣

朝食はしっかり噛む

噛むことで内臓が活発に動き、体温が上がりやすい。噛みごたえのある玄米やライ麦パン、根菜などがあるとなおよい

同じ時間に起きる

起きる時間が一定だと体温リズムが乱れにくい。また、二度寝は体温上昇の機会を奪ってしまうのでなるべく避けたい

筋肉を刺激する

朝に運動というと大変だが、胸の前で手を引っ張ったりするだけでもじゅうぶん。筋肉が刺激され、ぽかぽかしてくる

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2024/07/27 1:16:20