ムズムズつらい花粉症は「温めてほしい」サイン!?

からだに溜まった水は
低体温を招く冷却ゼリー

ようやく寒さが和らぎ、春の訪れと同時にやってくるのが花粉症だ。処方された薬を飲んだり、マスクやメガネといった専用のグッズで対策をしている方も多いだろう。しかし、なにをしても症状が軽減せずに悩んでいる方。もしかしたら冷えによる「水毒」が原因かもしれない。

からだが冷えるとめぐりが悪くなり、余分な水分を溜めこむ。これは冷却ゼリーを全身に巻きつけているようなもので、芯からどんどん冷えて低体温に。すると免疫力がガクンと落ち、少量の花粉にも過敏に反応してしまうのだ。

それだけではない。疲れやめまい、頭痛、肩こりにくわえ、呼吸困難を起こすことも。さらに恐ろしいことに、水分で血液量が増えて血管がつまりやすくなり、脳出血のリスクまで招いてしまう。

毎日の食事に原因が!?
カギは「陰性」と「陽性」

水毒になる人にはある共通点がある。それは食の好みだ。ジュースやジャム、パン、牛乳、マヨネーズなどの白砂糖や脂質がたっぷりのもの、またコーヒーやカレーといった刺激の強いものをよく口にしていないだろうか。じつは、これらはからだを冷やす「陰性」食品。気づかぬうちに、水毒に陥っているのだ。

では、どんな食べ物をとればいいのか。それはからだを温める「陽性」の食品。たとえば、ニンジンやゴボウなどの根菜類、味噌などの発酵食品、ニンニク、ショウガなどを積極的に食べるといい。

ただし、「水毒」といっても水分を制限するのは逆効果。脱水症状を防ごうと体内の水分を停滞させてしまうため、水毒は悪化する。ノドが渇く前にこまめに水を飲み、不要な水分をスムーズに排出させ、めぐりをよくすることが大切。

暖かくなり、油断しやすい春は冷えの影響を受けやすい。からだに冷えが残っているいまこそ、毎日の食事で内側から温めよう。それを習慣にすれば、花粉症もグンと軽くなることに気づくはずだ。

内側からぽかぽかに!
水毒をとりのぞく方法

「陽性」の食品を食べる

陽性食品は内臓を温め、余分な水分を追い出してくれる。多種類の食品をとると効果的

うす味を心がける

味が濃いとノドが渇いて水分を多くとりがち。たとえば塩鮭より生鮭のムニエルにするなど、素材の味を生かした食事を

水をちびちび飲む

緑茶やコーヒーは陰性食品で利尿作用もあるため、水分補給には水を。一気に飲むと水毒になりやすいので、ちびちびと

single.php

2024/04/19 4:54:53