温まるはずが、逆効果!? 冷え対策の落とし穴

1日中暖かい部屋にいる
そんな方は要注意!

いよいよ冬本番。冷え症の方はもちろん、そうでない方にもつらい季節の到来だ。からだが冷えやすい冬場は暖房器具が欠かせない。1日の大半をストーブの前やこたつの中でじっと過ごすことも多くなるだろう。しかし、ここには意外な落とし穴が潜んでいる。

たとえば暖かい部屋にずっといると、外に出たときにいっそう寒く感じるという経験はないだろうか。じつは、暖房に頼りすぎると体温調節機能が衰え、体温を上げる力が弱まってしまうのだ。

さらに恐ろしいことに、過剰にからだを温めると脳が「暑い場所にいる」と錯覚し、体温を下げてしまう。すると、どれだけ暖房をつかってもからだはどんどん冷えていき、さまざまな病気を招くことに。

冬こそ必要なのは
「温める力」

では、いったいどうすればからだは温まるのか。それは、思い切って外に出て、散歩をすること。はじめは寒くてつらく感じるかもしれないが、10分も歩けば全身の筋肉が動き、からだの内側からぽかぽかしてくる。さらに、太陽の光を浴びることで体温を調節する自律神経が整い、自分の力で温まりやすくなるのだ。

出かけるのは気温が比較的高い日中がおすすめ。室内外の急激な温度差で血圧が上昇しないように、前回お伝えした「首・手首・足首」をマフラーなどで温めるとよい。ただし、天気が悪い日や体調が優れないときは無理をしないように。

とはいえ、暖房を避けて寒さをガマンしすぎると、からだに負担をかけてしまう。重要なのは、「温まったな」と感じたらいったん電源を切るなど、あくまでも過度な使用を控えることだ。

便利になったいまだからこそ、みずからの「温める力」をつかう工夫を。景色を見ながらゆっくり歩けば、1日の楽しみにもなる。冬こそ適度な運動を心がけ、元気に寒さを乗り切ろう。

内側からぽかぽかに!
「温める力」を高める方法

1日10~20分、軽い散歩をする

胸を張り、腕を大きく振って大股で歩くとからだはより温まる。家の中でこまめに動くのも効果的

心地よい温度の湯船に浸かる

40℃前後のお湯に20分ほど浸かり、額にうっすら汗をかけば芯からぽかぽか。入浴後は湯冷めにご注意を

電気毛布やあんかよりも湯たんぽを

一晩中布団が暖かいと熟睡できず、体温調節機能が低下。自然に冷めていく湯たんぽなら、体温を上げる力が高まる

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2024/05/28 4:31:07