ぽかぽかの子どもほど
夜中ゴロゴロ移動する
昔から「冷えは万病のもと」といわれるが、これは実際にそのとおり。体温は下がるほどに免疫力や体内酵素のはたらきは低下するし、血液も冷たくドロドロになりやすい。健康でいたければ、体温を高く保つことが重要だ。
しかし、冷えは自覚しにくいもの。自分は冷え症ではないから大丈夫! と胸を張る人もいるのでは? そんなあなたへ、かんたんにチェックできる「冷えのサイン」を紹介しよう。
たとえば、「寝相のよさ」はわかりやすい冷えのサイン。朝起きたときに就寝時と同じ姿勢のまま……という場合、かなり冷えが進んでいる可能性が高い。これは、寝返り先の布団の冷たさに耐えられず、暖を求めてからだが元の場所に戻ってしまうため。逆に小さな子どもは寝相が悪く、あちこちゴロゴロ移動したり布団を蹴ってしまうことが多い。姿勢を制御する脳の運動野が未発達なことにくわえ、体温が高いため寝床がすぐ熱くなることも無関係ではないという。
耳、ワキ、おなか
たった数秒触るだけ!
また、耳を顔側に折り曲げ、飛び上がるほど痛い人も注意が必要。耳は冷えて毛細血管の血行が悪くなると痛みが出やすいのだ。
ほかにも、ワキの下とおなかを触りくらべてみる方法もある。こちらのチェックは、起き抜けの布団に寝たままの状態でおこなう。本来は同じ温度に感じるはずだが、おなかが冷たいと感じたら腸など消化にかかわる内臓が冷えていると思ってほしい。腸は消化だけでなく免疫も司るため、おなかが冷たい人は風邪をひきやすいなど、思いあたるふしもあるのでは?
自分は冷えと無関係、と思っている人ほど知らない間に冷えを悪化させやすい。今回紹介した方法はいずれも、ほんの数秒あればできるものばかり。まずは自分の冷えの状態を確認してみよう。
あなたは大丈夫?
ほかにもある! 冷えのサイン
ほてりを感じる
顔のほてりがあると冷えを自覚しにくいが、じつは下半身が冷えていることが多い
体温が36.4℃以下
免疫がもっとも活発になるとされるのは37℃前後。36.4℃より低い人は立派な「冷え」
トイレのために何度も目が覚める
膀胱機能の衰えなど原因はさまざまだが、冷えはトイレが近くなる要因のひとつ