ツルナ 蔓菜

北海道西南部以南の砂地に自生する多年草。茎がつる状に地面を這い、葉が食用になることにちなみその名がついた。

海辺に多く見られることからハマナ、ウミヂシャともよばれる。種子は海流にのって分散するため、東南アジアや南米など世界各地に広く分布する。

三角形の葉は肉質だが、水分に富み柔らかい。江戸時代の生物学書、「大和本草」には浜藜の名で記され、「嫩葉を食す。実は大豆の如し」とある。

胃潰瘍や胃酸過多、胸焼けに効き目があるとされ、水で煎じて煮つめたものは生薬として利用される。

ツルナ科ツルナ属

生薬名:バンキョウ(蕃杏)

またはハマジシャ(浜千舎)

答えてえてくれる人

妙高の野草採り名人

石田さんのひと言

春から秋にかけて、新芽の伸びる茎先を選んでつめ先でちぎるように摘むよ。クセがないから、サラダやおひたしにはもってこいだね。

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2024/04/28 3:50:33