ツユクサ 露草

早朝に朝露を帯びて咲き、午後にはしぼんでしまう一日花。そのはかなさが朝露を連想させることから、その名がついたとされる。

全長15〜50㎝ほどで直立することはなく、茎は地面を這って分岐しながら繁殖する。生命力が強く、花期は初夏から秋までと長く咲きつづける。

染料植物としても親しまれ、青紫色の花汁は着色してもすぐに退色することから、友禅染の下絵を描く際に広く用いられている。

解熱、利尿、解毒などの薬効があるとされ、開花時期の全草を乾燥させて熱性下痢、水腫、心臓病の治療に利用される。

ツユクサ科ツユクサ属

生薬名:オウセキソウ(鴨跖草)

答えてえてくれる人

妙高の野草採り名人

石田さんのひと言

青い花が咲くと山の中でもすごく目立つよ。軽く茹でたものをアク抜きして、和え物や煮びたしにすると独特な歯触りでおいしいんだ。

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2024/04/27 17:24:10