野草のじかん

コゴメ 屈

北海道から九州で見られる多年生シダ植物。湿り気のある場所に自生し、高さ1m以上に成長する。

葉先の丸まった芽が前にかがんで(こごんで)いる姿に見えることからその名がついたという。開いた葉の形がソテツに似ているため、別名はクサソテツ。

4~5月にとれる若芽は食物繊維が豊富でアクもクセもすくない。天ぷらやおひたし、和え物などにして食べられる。

富山県小矢部市の桜町遺跡では縄文時代のコゴメが出土しており、当時の人びとも採集していたことがうかがえる。

オシダ科クサソテツ属

春に出て羽状の小葉からなる栄養葉と秋に出る胞子葉がある。

食用できるのは栄養葉のみ。

答えてくれる人

妙高の野草採り名人

石田さんのひと言

春の山菜だね。妙高の人はみんな大好きなんだ。わが家では、くるみ和えにして食べているよ。

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2024/04/24 5:47:23