野草のじかん

アマチャ 甘茶

本州中部地方に見られる落葉低木でヤマアジサイの変異種。幹は群生し、高さは1.5mほどになる。

砂糖の1000倍ともいわれる甘み成分・フィロズルチンが含まれており、天然甘味料の原料として栽培される。

静岡県の伊豆半島では古くからアマギアマチャという固有種が多く自生していたことから、「天城山」の名の由来になったとする説がある。

発酵させた葉を煎じたお茶も「甘茶」とよばれる。釈迦の誕生を祝う行事(灌仏会(かんぶつえ))では、釈迦像にこれを注ぐ習慣がある。

ユキノシタ科アジサイ属

生薬名:アマチャ(甘茶)

花期は6~7月で、球状に集まった花が枝先に咲く

葉は倒卵形で、縁にはのこぎりの歯に似た切れこみがある

答えてくれる人

妙高の野草採り名人

石田さんのひと言

アジサイにとてもよく似ているよね。3~4枚の花びらに見えるのは、花じゃなくてがく片なんだよ。

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2024/04/20 5:00:01