享保年間(18世紀前半)に中国からもたらされたエビス草の種子を原料とする。古くから健康茶として親しまれる。
本来ハブ草からつくられていたが、収穫量がすくないハブ草にかわって現在では効能にほとんど差がないエビス草が主流になった。
生薬名「決明子」は「目を明らかにする」という意味。中国では目の充血解消や眼精疲労の民間薬としてつかわれている。
高血圧予防、便通改善、滋養強壮などにも効果があるとされ、中国最古の薬学書『神農本草経』にも記されるほど生薬としての歴史がある。

エビス草
マメ科カワラケツメイ属
生薬名:ケツメイシ(決明子)
答えてえてくれる人

妙高の野草採り名人
石田さんのひと言
昔から有名なお茶だよね。深酒したあとに濃く煮出したハブ茶を飲むと、二日酔いの予防になるんだ。口内炎なんかにもいいんだよ。