野草のじかん

カタバミ 傍食、片喰

日あたりのよい草原や道端に見られる多年草。地を這うように茎が伸びて地面に強く張りつき、果実が熟すと弾けて種子を飛ばす。

名の由来は、夜になると葉が閉じ片方が食べられて欠けたように見えるため。噛むと酸っぱいので別名スイモノグサ(酸い物草)ともよばれる。

単純で整った葉の形は家紋のモチーフになっている。繁殖力が強いことにちなみ、子孫繁栄を願う意味がこめられているという。

全草をすりつぶした生薬には消炎の薬効があり、しぼった汁は虫さされなどに塗布して用いられる。

カタバミ科カタバミ属

生薬名:サクショウソウ(酢漿草)

花期は5~9月で、黄色い5弁花をつける

葉はハート形で3枚の小葉からなる複葉

答えてくれる人

妙高の野草採り名人

石田さんのひと言

妙高でもよく見かけるね。若葉は酢の物なんかにできるし、花も食べられるんだ。

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2024/11/07 6:00:50