熱帯アジア原産の多年草で、温暖な地域で栽培される。黄褐色でショウガの形に似た根茎を持つ。
別名をターメリック、秋ウコンともいう。カレー粉の黄色のもととなり、たくあんの色づけにもつかわれる。
江戸時代には染料として普及した。殺菌・防虫効果に優れていることからウコンで染めた木綿は肌着や手ぬぐいに仕立てられた。
食べ過ぎ、飲み過ぎなどに根茎を煎じて用いる。7世紀中国の薬学書『新修本草』に「能く酒気を高く遠き部分まで達せしめる作用あり」とある。
ショウガ科ウコン属
生薬名:ウコン(鬱金)
花期は7~10月で、花芽を包む葉の間から淡黄色の花をつける
葉は先がとがった長楕円形
答えてくれる人
妙高の野草採り名人
石田さんのひと言
有名になったのは最近だけれど、とてもからだにいいんだ。カレーライスにも欠かせないよね。