本州、四国、九州に自生し、山野や道ばたでよく見られる多年草。アザミの種類は数多くあり、日本には100種類近くあるといわれる。
触れると痛いことから、傷むという意味のアザムがなまってアザミになった、という説がある。
「薊の花も一盛り」ということわざがある。目立たない女性も年ごろになれば美しくなるという意味。
天ぷらや和えものにして食べることができる。また、乾燥した根を煎じて飲むと利尿、むくみ、神経痛、健胃によいとされる。
キク科アザミ属
生薬名:ケイ(薊)
花期は5~8月で、管状花が集まった頭花をつける
葉は羽状に深く裂け、縁にはとげがある
答えてえてくれる人
妙高の野草採り名人
石田さんのひと言
根っこはヤマゴボウとよばれて味噌漬けなんかにするね。春の新芽は天ぷらにして食べるとおいしいよ。