『野草酵素』はどうやってつくられるのか? 愛飲者のみなさまに、自身の目で確かめていただく「野草酵素のふるさとを訪ねる旅」。ミヤトウ野草研究所、原料野菜の農場、野草あふれる妙高の山々……。そこでは『野草酵素』を守りつづける人びとが待っていた。
ミヤトウ野草研究所に潜入!
近藤会長から受け継がれる製法とは
「ようこそ、いらっしゃいました」
出むかえてくれたのは酵素の専門家、ミヤトウ野草研究所の伊井さん。長年、『野草酵素』の開発者である近藤堯会長を支えたひとりだ。
「会長は、出張にいった先でも用事が終わると『菌が、研究室が心配だから帰る』なんて言ってね。まさに酵素研究ひとすじの方でしたよ」
懐かしそうに語る伊井さんといっしょに、さっそく工場内へ。今回の参加者は12名。みんな期待に胸をふくらませ、目をキラキラさせながら工場の中を歩いてゆく。
まず向かったのは野草の選別場。乾燥させた野草に異物が混じっていないか、1種類ずつすべて手作業でチェックしているという。
「集中して凝視して……不純物を除くって大変な仕事だね」
参加者の女性が感心したようにつぶやく。ミヤトウでは野菜とくだものも、もちろん手洗い。自然原料を扱ううえで、人の目による確認は欠かせないのだ。
煮出した野草と圧縮した野菜・くだもののエキスに有用菌をくわえたら、いよいよ発酵がはじまる。熟成室に近づくとかすかに音楽が聞こえてきた。
「モーツァルトだ!」
「近藤会長が、音楽を聞かせたら発酵がよくなったと言って。それ以来流してますね。実際に見ていただくと樽の中身が生き物だということがお分かりいただけますよ」(伊井さん)
樽の表面には泡が盛り上がりボコボコという音とともに、ふくらんだりしぼんだりしている。
「勝手に動くんだね」「かわいいね~」
みんな、発酵中の酵素原液に愛着がわいてきたようだ。その様子を見ていた伊井さんが言う。
「じっくり見学していただけてなによりです。明日は原料の野菜と野草を見にいきましょう」
こだわりの野菜、自然に育まれる野草
「つくった人の顔が見えるって安心」
2日目は朝から気持ちのよい快晴。参加者が乗りこんだバスは、どんどん坂道をのぼり山の方へと向かっていく。
到着したのは自然に囲まれた広大な農場。7月下旬の畑では太陽の光を浴びたキュウリがじつにおいしそうに実っている。それにしても、なぜこれだけ人里離れた地で作物を育てるのだろうか。
「こういう隔離されたとこでないと無農薬での栽培はできないんです。隣の畑が農薬をつかえば風でこちらにも飛んできてしまいますから」(伊井さん)
自然の摂理に逆らわず作物を育てるのは、かんたんなことではないのだ。
この日、キュウリはすでにミヤトウへの出荷を終えていたため、残っているキュウリはとり放題、食べ放題となった。みんなのテンションが上がったことは言うまでもない。
大満足の一同を乗せたバスはさらに山の奥へと進む。そこで待っていたのは、野草採り名人・石田さんだ。
「わたし80歳になりましたけど、山の中で毎日野草採りに飛びまわっております。そのおかげでお医者さんの薬は一切飲んでません。飲むのはビールだけ(笑)」
石田さんによれば、いまはドクダミとアマチャヅルがとれるという。野草の見分け方を教えてもらったら、いざ野草採り開始。木々の枝葉が強い日差しを遮ってくれるおかげで、麓よりも涼しい。山の空気を思いっきり吸いこみ野草が生い茂る中を歩いていると、からだも元気になってくるから不思議だ。
童心に返ったように野草を探しまわる参加者を見て、石田さんも昔を思い出したようだ。
「野草採りをはじめて半世紀くらい経つかな。親父もやってたものですから。評判を聞いた近藤会長の方から頼みに来てくれたんだよ」
ふと見渡すと、両手いっぱいにドクダミを抱える人がちらほら。
「これも原料につかってください」「においがクセになるわ」「山の中歩くの大好き!」
はしゃぐ参加者に、石田さんと伊井さんが目を細める。愛飲者に『野草酵素』のふるさとを知ってもらい、ひと安心したのだろう。
旅の終わり、参加者のひとりがポツリと言った。
「こうやって創業者やつくった人の顔が見えるって安心ですよね。商品に自信がある証拠ですものね」
『野草酵素』をつくる人びとの思いは確かに伝わったようだ。
旅はいかがでしたか?
撹拌担当の方がかんたんそうにスーッとまわしていましたけど、ああいう方たちの仕事の積み重ねでわたしたちが『野草酵素』を飲めるんですね。
Oさん(72歳)
工場のすみずみ、はたらくおひとりおひとりに近藤会長の精神と意気ごみが感じとれました。野菜の収穫や野草採り体験もでき、有意義な2日間を過ごせました。
Gさん(80歳)
おばあちゃんと出かけられてうれしかった。野菜がおいしくて野草摘みも楽しかった!
Aちゃん(9歳)