女性のつくる漬物のほうがおいしいってほんとう?

答えてくれる人

ミヤトウ野草研究所

近藤 堯会長

1931-2016。新潟県立高田農学校を卒業と同時に国立大宮家畜研究所に勤務し研究生活をスタート。戦後の食糧難の中、家畜と飼料の研究に従事し酵素の役割に着目。新潟県妙高市を研究の拠点に昭和27年、酵素原液の試作・開発に成功

女性は男性よりも有用菌を持っているので、漬物をつくるとよりおいしいものができるということを聞きました。ほんとうですか?

(埼玉県・女性・75歳)

女性は乳酸菌に代表される元気な有用菌を生まれつき持っているので、女性が手がけると発酵は活発になります。つまり、漬物をはじめとする発酵食品がさらにおいしくできあがるのです。じつは野草酵素の製造現場でも、野菜や野草、くだものの仕込みなどの重要な作業は、ほぼ女性がおこなっています。

なぜ男性よりも有用菌を持っているのかというとこんな説があります。女性は子どもを宿す。だから悪い病気などの外敵から赤ん坊を守るための菌が不可欠。そう考えると男性の有用菌がすくないのも納得です。

現在、漬物を自宅でつくる家庭は減ってしまいましたが、それは昔からお母さんの仕事でした。台所の仕事は女性がやるもの、という時代ではないと思いますが、発酵食品のことに限って言えば理にかなったことなのです。

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2024/11/07 5:43:30