プロが語る! 酵素米のおいしさのひみつ

梅雨の足音が聞こえる、5月中旬。大好評を受け、作つけ面積を50アール増やした酵素米の田んぼには、厳しい風雨をものともしない、凛々しい苗の姿がありました。今日は、田んぼを守る須藤さんのもとへ、野草酵素農法の育ての親、篠崎さんがやってきました。ふたりとも、例年にない手ごたえを感じている様子です。

千葉県我孫子市
須藤映二さん(左)
篠崎正徳さん(右)

「毎年驚くのは、酵素ひとふりで水が澄むこと。ごらん、苔だって生えていないだろう」

そう話すのは、酵素米をつくりはじめて10年のベテラン、須藤さん。たしかに、隣の田んぼとくらべれば一目瞭然。カエルやアメンボなどの生物も多いそうです。

「ここは利根川の中流域だから、水も土もミネラル豊富なはず。でも、近頃は土壌のバランスがくずれてきた。そこへ酵素をまくと、微生物が元気になり、余分なものを分解してくれる。本来の自然をとりもどしてくれるんだ」

水が澄み、土が蘇る。そんなゆたかな土壌に根を張る苗とあれば、すくすくと育ち、おいしい米を実らせるのも納得です。

種の植えつけ
まだ肌寒い4月。種を植えつけ、芽が出るのを待ちます。ここでさっそく酵素に浸し、発芽を促進させるそうです
苗の発芽
1週間ほどで発芽しました! 苗の青々しさは、まぶしいほど。「苗づくりが、いちばんむずかしいんだ」と須藤さん
堆肥の撹拌
堆肥の撹拌は、田植え前の大切な作業です。「蒸気が立ち上っているのは、しっかり発酵している証拠」と篠崎さん

酵素米がちから強く育つ理由は、もうひとつあります。それは、近藤会長秘蔵の発酵菌をくわえた、自家製の堆肥。須藤さんとともに、長年野草酵素農法を実践してきた篠崎さんは語ります。

「いい堆肥をつくるカギは、発酵の質にあるんだ。ここの堆肥はよく発酵して、ニオイすらしない。それを土に混ぜると、米づくりに適したサラサラの状態にしてくれるんだよ」

田植え
さあ、いよいよ田植えです! しっかりと根を張る苗は、頼もしいばかり。春の陽光を浴びて、ぐんぐん育ちます
酵素の準備
5月、再び酵素噴霧。ていねいにタンクへつめ替えます。「最後は容器を田んぼですすぎ、一滴も無駄にしない」と須藤さん

しかも、この堆肥の原料は、酵素米の米ぬかやもみ殻です。

「健康な米に、無駄なところはひとつもない。堆肥としては、贅沢過ぎるくらいだよ。いいものだけが循環して、田んぼはさらにゆたかに、米はますますおいしくなっていくんだ」

田んぼへ噴霧
田んぼめがけて酵素を噴霧! まんべんなく撒いてあげるのがコツなんだとか。多すぎても、少なすぎてもいけないんだそう
効果を確認
田んぼを見つめ、熱っぽく語り合う須藤さんと篠崎さん。いきいきと育つ苗に、たしかな手ごたえを感じている様子

今年の酵素米も、期待は高まるばかり。いまから収穫が楽しみです!

誰でも! いますぐできる! 野草酵素農法

ベランダ菜園でも観葉植物でも、空ビンに残っている『野草酵素』を薄めてあげるだけ。さあいますぐチャレンジ!

1

完全に飲み終えた『野草酵素』の空ビンに水をじゅうぶんに入れ、よく振ります

2

①で薄めた水のキャップ1杯分を2リットルの水で割ります。ここまで薄めた液をつかうのがポイント

3

水やりは7~10日に一度、葉の表・裏に霧吹きで散布。散布した水で土が湿るまでを目安に。庭木など大きなものは霧吹きをつかわず根元にあげてください

ご注意
※発芽前の水やりはとくに必要ありません。
※薄め方が足りないと、逆に枯れてしまうことがありますので、ご注意ください。
※薄めた液はなるべく冷蔵庫に入れて保管してください。

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2024/04/28 6:11:12