梅雨の足音が聞こえる、5月中旬。大好評を受け、作つけ面積を50アール増やした酵素米の田んぼには、厳しい風雨をものともしない、凛々しい苗の姿がありました。今日は、田んぼを守る須藤さんのもとへ、野草酵素農法の育ての親、篠崎さんがやってきました。ふたりとも、例年にない手ごたえを感じている様子です。
千葉県我孫子市
須藤映二さん(左)
篠崎正徳さん(右)
「毎年驚くのは、酵素ひとふりで水が澄むこと。ごらん、苔だって生えていないだろう」
そう話すのは、酵素米をつくりはじめて10年のベテラン、須藤さん。たしかに、隣の田んぼとくらべれば一目瞭然。カエルやアメンボなどの生物も多いそうです。
「ここは利根川の中流域だから、水も土もミネラル豊富なはず。でも、近頃は土壌のバランスがくずれてきた。そこへ酵素をまくと、微生物が元気になり、余分なものを分解してくれる。本来の自然をとりもどしてくれるんだ」
水が澄み、土が蘇る。そんなゆたかな土壌に根を張る苗とあれば、すくすくと育ち、おいしい米を実らせるのも納得です。
酵素米がちから強く育つ理由は、もうひとつあります。それは、近藤会長秘蔵の発酵菌をくわえた、自家製の堆肥。須藤さんとともに、長年野草酵素農法を実践してきた篠崎さんは語ります。
「いい堆肥をつくるカギは、発酵の質にあるんだ。ここの堆肥はよく発酵して、ニオイすらしない。それを土に混ぜると、米づくりに適したサラサラの状態にしてくれるんだよ」
しかも、この堆肥の原料は、酵素米の米ぬかやもみ殻です。
「健康な米に、無駄なところはひとつもない。堆肥としては、贅沢過ぎるくらいだよ。いいものだけが循環して、田んぼはさらにゆたかに、米はますますおいしくなっていくんだ」
今年の酵素米も、期待は高まるばかり。いまから収穫が楽しみです!
誰でも! いますぐできる! 野草酵素農法
ベランダ菜園でも観葉植物でも、空ビンに残っている『野草酵素』を薄めてあげるだけ。さあいますぐチャレンジ!
1
完全に飲み終えた『野草酵素』の空ビンに水をじゅうぶんに入れ、よく振ります
2
①で薄めた水のキャップ1杯分を2リットルの水で割ります。ここまで薄めた液をつかうのがポイント
3
水やりは7~10日に一度、葉の表・裏に霧吹きで散布。散布した水で土が湿るまでを目安に。庭木など大きなものは霧吹きをつかわず根元にあげてください
ご注意
※発芽前の水やりはとくに必要ありません。
※薄め方が足りないと、逆に枯れてしまうことがありますので、ご注意ください。
※薄めた液はなるべく冷蔵庫に入れて保管してください。