どうしてクマザサの青汁は今までずっと、なかったの?

答えてくれる人

医学博士

荒木陽子先生

医学博士。愛知学院大学大学院修士課程修了後、岐阜大学医学部生理学第一講座で18年に渡り、生理学を研究

「お寿司や笹だんごを抗菌・防臭目的で包むもの」
きっとこれが、〝クマザサ〟と聞いて、みなさんがいちばん最初に連想するものでしょう。幼いころに笹舟をつくって遊んだという方もいらっしゃるかも知れませんね。
そんな馴染みのあるクマザサですが、実はビタミンやミネラルを豊富に含んだスーパー野草として、以前から研究者の間ではその有用性が大注目されていたのです。

でも、クマザサはその葉を見てもわかる通り、非常に強いスジが何本も走っていて、刈りとる時にはさみの刃がすぐに欠けてしまうほど、硬くて強い野草です。そのまま食べると胃や腸に負担がかかっておなかをこわすので、「食用化はむずかしい」と言われていました。今までクマザサの青汁がなかったのは、それが理由です。
驚くほど栄養豊富で〝主役〟になれる実力があるのに、その強すぎる食物繊維が災いして、寿司を包むだけの〝脇役〟に甘んじていたのです。クマザサの力を最大限に活用できないのは、私たち研究者にとっても大変もどかしいものでした。

しかし、非常に細かく粉砕する「超微粉末加工*」が開発されたことによって、クマザサは何にでもサッと溶けて手軽においしく、『青汁』として飲めるようになりました。スーパー野草クマザサの実力をそのままとることができるようになったのです。
一つひとつの粒が細かいから、おなかに負担もかけず、からだへの栄養成分の吸収も非常にすぐれています。今までの青汁の代表的な原料であったケールや大麦若葉と比べても、栄養が段違いに多いクマザサ青汁は、青汁界にさっそうと登場した真打ちといえます。青臭くなくておいしくて、誰もが待ち望んでいた、まさに『究極の青汁』と言えるでしょう。

そんな究極の青汁が大活躍する季節があります。それは、どうしても水分をとることが減ってしまう、寒いこの時期。背中が丸くなり、おなかの動きも弱まりがちになる冬こそ、多くの水分と良質の食物繊維をきちんととらなければいけません。
クマザサ青汁は、あたたかい緑茶や紅茶にもサッと溶けるので、冬場でもからだを冷やさず、家族みんなでおいしく飲むことができます。
さあ、家族の体調管理は奥さまの役目。クマザサ青汁をみんなで飲んで、ポカポカドッサリといきましょう!
*「超微粉末加工」…圧縮したエアーを3方向のノズルから音速で噴射し、粒子間衝突によって、今までの技術では粉砕できない領域(超微粉)まで細かくする加工法。

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2024/04/28 0:27:11