おなかにまつわる素朴な疑問は、荒木先生に聞きましょう! 寒くなると、おなかはつまりやすくなりますが……
登場人物
医学博士
荒木陽子先生
クマザサや食物繊維、おなかの健康にとてもくわしい医学博士
さとみちゃん
おなかのつまりに悩む、「野草だより」の新人編集部員
さとみちゃん
トントン! 先生、失礼しまーすって、なにしてるんですか!?
荒木先生
あら、さとみちゃん。いま、おなかネジネジ体操をしているところよ。
さとみちゃん
おなかネジネジ体操?
荒木先生
冬は外出を控えたり、運動の機会も減っちゃうでしょう? それに寒いとからだも縮こまって猫背になりがち。姿勢が悪いとおなかがつまるし、ぽっこりおなかの原因にもなるのよ。
さとみちゃん
イヤだぁ。でも、たしかにお仕事以外は家にいるかも……。わたしにもそのネジネジ体操、教えてください!
荒木先生
もちろん。まずは足を肩幅に開いて、両手を横に広げて。姿勢よくね。
さとみちゃん
こうですか?
荒木先生
そう。次は両手を広げたまま、遠心力で左右におなかをねじって。腰に負担がかからない程度に、左右1セットとして20回が目安。息を吐きながらひねるとからだが楽に動くわよ。
さとみちゃん
おなかが刺激されている感じがします! 気持ちいい。
荒木先生
そうでしょう。あとは「つま先立ち」もいいのよ。壁やいすに軽く手をついて、かかとを上げてそのままキープするの。
さとみちゃん
えっ、かんたんですね。
荒木先生
これだけでもドッサリに必要な筋肉を強化したり、からだのめぐりをよくしてくれるのよ。はじめは1分から、わたしは5分間やっているわ。なにもむずかしいことをする必要はないの。ふとしたときに場所を選ばず、かんたんにできるのがポイント。
さとみちゃん
そうでないとつづけられないですよね。
荒木先生
室内でも歩く工夫をしてみて。日用品をあえて手の届かないところに置くとかでもOKよ。
さとみちゃん
なるほど。わたしもこたつを出すと余計動かなくなっちゃうな(笑)。気をつけます。
荒木先生
あとは蠕動(ぜんどう)運動をうながすツボも教えてあげる。「天枢(てんすう)」といって、おへそから左右へ指3本分横にあるの。動いたあとは、はい、クマザサ青汁で水分補給ね。
さとみちゃん
寒くなるとどうもお水がすすまないんです。
荒木先生
それならぬるめのホットがいいわよ。クマザサ青汁は白湯や緑茶、牛乳やココアとも相性バッチリ! からだも温まるし、ちびちび飲みはドッサリにいいの。
さとみちゃん
おいしそう。これで冬もドッサリですね!
ネジネジ体操
足を肩幅に開き、両手を広げて左右におなかをひねる
ドッサリツボ 天枢(てんすう)
おへその左右、指3本分横を軽くへこむ程度の力で同時に。左右1セット20回
つま先立ち
壁やいすに軽く手をつき、かかとを上げてキープ。1~5分間