おなかにまつわる疑問を荒木先生が解決! さとみちゃん、年末年始に不摂生をしたみたい。
登場人物
医学博士
荒木陽子先生
クマザサや食物繊維、おなかの健康にとてもくわしい医学博士
さとみちゃん
おなかのつまりに悩む、「野草だより」の新人編集部員
「野菜たっぷりの鍋で
おなかを温めて」
さとみちゃん
新しい年になりましたね!
荒木先生
今年もよろしくね。あら、すこしふっくらした?
さとみちゃん
えっ!? じつはお正月、家からあまり出なかったんです。おいしいものもたくさん食べちゃったし……。
荒木先生
こたつでゆっくり過ごしていたから、こうなったのね。確かに年末年始は間食が増えたり、だらだらと食べたり、生活リズムも乱れやすいわ。でもそれはズバリ、おなかの大敵! クマザサ青汁を飲んでいるからといって、不摂生をしていいわけじゃないのよ。
さとみちゃん
はい、反省しています。
荒木先生
ドッサリのためには、ふだんの生活がなにより大事。この季節、からだをリセットするには野菜たっぷりの鍋がおすすめよ。旬のハクサイやホウレンソウ、センイが豊富なキノコも入れてね。からだが温まるとおなかも活発にはたらくようになるの。
さとみちゃん
アツアツのお鍋、いいですね!
荒木先生
食べたものが体内で消化され、排出されるまでには12~72時間。お通じのたびに、「なにを食べたか」を振りかえるといいわよ。おなかに留まる時間が長いほど、便はカチカチで出にくく、ニオイも強くなるの。
さとみちゃん
なるほど。
荒木先生
寒くなると運動量も減るから、外出や通勤のときには意識して歩くようにね。この1年もいっしょに、 ドッサリ晴れ晴れをめざしましょう!