答えてくれる人
医学博士
荒木陽子先生
医学博士。愛知学院大学大学院修士課程修了後、岐阜大学医学部生理学第一講座で18年に渡り、生理学を研究
春のおとずれが待ちどおしいこの時季。暖かくなるのはうれしいですが、服装が薄手になってくると気になるのが、からだの線が出やすくなること。
とくに女性は太りやすいひとが多いですが、いったいなぜでしょうか? これは「出産」という大切な役割のために、からだにしっかりと栄養をたくわえて、「飢え」に備えようとする女性特有の体質が影響しています。
男性とくらべ、さまざまなものを蓄積しやすいので、一説にはアルコール中毒などの依存症も女性のほうが陥りやすいといわれています。
そんなわたしたち女性をさらに悩ませるのが、加齢による基礎代謝量の減少。歳を重ねると、若いころと同じような生活をしていても脂肪は燃えにくくなり、皮下脂肪を溜めこみやすくなります。
脂肪が増えて筋肉が落ちると腸はどんどん垂れ下がるし、閉経後には女性ホルモンが減ってさらに代謝が落ち、おなかに脂肪がつくので、ますます下っ腹がポッコリしてきます。
皮下脂肪が蓄積されて体重が増えると、いままで大丈夫だったヒザや腰に負担がかかって関節痛になったり、多くの不調を引きおこす可能性もあります。
では、この下っ腹ポッコリをなんとかするにはどうすればいいのでしょうか。毎日しっかり運動する、食事制限をする、エステに通う……などいろいろな方法がありますが、いちばんカンタンですぐできるのは、「毎日ドッサリ」出すこと。
ドッサリ出してからだ全体のめぐりをよくすれば、自然と基礎代謝量は上がります。便の重みによる腸の下垂も和らぎ、おなかのガスも減って、張りはおさまっていきます。
出会いと別れの季節である春は、あたらしいことをはじめるのに最適な季節。長年溜めこんだ皮下脂肪に別れを告げ、ドッサリ出せるおなかと出会うには食物繊維が欠かせません。食物繊維たっぷりのクマザサ青汁を飲んでおなかをスッキリさせたら、着られなくなっていたあのスカートやワンピースもまた着られるようになるかも知れません。
さあ、クマザサ青汁で毎日ドッサリして、春の陽気に負けない晴れ晴れ笑顔で出かけましょう!