野草だより
127号
カテゴリ

特集 新春特別企画

7人の専門家がズバリ解決
――わたしたちが答えます。晴れ晴れはじめる2015年――

編集部にはご質問やお悩み相談のハガキが全国からたくさん寄せられます。

そこで、新年最初の「野草だより」では新春特別企画として7人の専門家をおよびし、読者の疑問にズバリと答えていただきます。

※ウェブ限定版では、特別にその内容を一部ご紹介いたします。


特集 新春特別企画
7人の専門家がズバリ解決 ――わたしたちが答えます。晴れ晴れはじめる2015年――(2)



(株)ミヤトウ野草研究所会長
近藤堯氏
戦後の食糧難の時代、国立大宮家畜研究所にて研究生活をスタート。新潟県妙高市に拠点を移した後の1952年に酵素原液の開発に成功する。60年に渡り酵素と発酵を研究

今年最初の質問者の方をさっそくご紹介。血糖値を注意されて不安な日々を送っている、とのお悩みに近藤会長が答えます。



ここ2〜3年女性特有の不調がひどく、『野草酵素』を毎朝飲みはじめました。ほてりもイライラも落ち着いてすごく助かります。ただ、血糖値が空腹時105に上がって注意されました。酵素は甘いので、つづけてよいか不安です。
(福岡県・女性・54歳)


解答者近藤会長糖とひと口に言っても、からだが必要とする糖と、そうでない糖があるのをご存じでしょうか。たとえば、砂糖の主成分であるショ糖は血糖値を急激に上げるうえ、活性酸素を発生させる。おまけに消化には酵素を大量に消費し、習慣性まである。
いっぽうで、果糖は血糖値の上昇がゆるやか。すでに分解された糖なので酵素も節約できる。オリゴ糖は腸内で善玉菌のエサになりますし、ブドウ糖は脳のエネルギー源として欠かせません。『野草酵素』の甘味はこういったからだがよろこぶ糖ですので、どうぞ安心して召し上がってください。


甘味はすべて悪いわけではなく、糖の種類が大切なんですね。


特集 新春特別企画
7人の専門家がズバリ解決 ――わたしたちが答えます。晴れ晴れはじめる2015年――(3)

医学博士
藤田紘一郎先生
東京医科歯科大学名誉教授。寄生虫学、感染免疫学、熱帯病学を専門とし、ユニークな視点と語り口からカイチュウ博士として人気を博す

つづいては前号よりはじまった連載が大好評の藤田紘一郎先生へのご相談です。



健康本を読むのが大好きで、本屋にあるものはほとんど読みました。ところが困ったことに、本によって正反対の主張が載っています。たとえば、藤田先生は「白米より玄米」とおっしゃいますが、ほかの先生は「玄米は消化に悪く、酵素抑制物質を含むのでご法度」と書いている。勉強するほど正解がわからなくなり不安です。
(東京都・男性・85歳)


解答者藤田先生50歳を過ぎたら糖質(とくに精製したもの)をとる必要はない、というのがわたしの持論です。そこで、選ぶなら白米にくらべ食物繊維のおかげで糖質の吸収がおだやかな玄米を、とおすすめしています。
「玄米はご法度」とする内容についてですが、酵素抑制物質は炊飯の前にじゅうぶんに吸水させ、圧力鍋等で40℃前後に保温し発芽直前の状態にしてから炊けば不活性化されます。また、食物繊維が豊富な硬い食材に共通することですが、よく噛んで食べることで唾液の分泌が活発になり、そこに含まれる酵素が分解を助けてくれるので消化不良になりません。


「医者にかかる前に腸に聞け!」では、藤田先生が糖質についてくわしく解説していますので、あわせてお読みいただければと思います。


特集 新春特別企画
7人の専門家がズバリ解決 ――わたしたちが答えます。晴れ晴れはじめる2015年――(4)

医学博士
荒木陽子先生
愛知学院大学大学院修士課程修了後、岐阜大学医学部生理学第一講座で18年に渡り生理学を研究

次のお悩みは、荒木先生が「このハガキにしましょう、わたしが答えます!」とみずから選んだもの。



36年勤めた会社を昨年定年退職しました。これまで自分のからだを省みずにはたらいてきたので、第2の人生は健康づくりを決意。まずは腸内環境を整えようと、「3食和食にしてくれ」と家内に言いました。ところが、カレーやスパゲッティばかり出てくる。文句を言えばケンカになります。
(千葉県・男性・61歳)


解答者荒木先生3食和食をつくるのは大変ですからね。つい洋食を用意してしまう奥さまの気持ちもわかります。だけど、あなたのからだになにかあったら、困るのは奥さまです。「そうなったら大変」と伝えましょう。腸内環境を整える意味もあわせて話せば、きっとつくってくれます。和食に合う食器をプレゼントするのもいいですね。料理が楽しくなって、張り切って台所に立ってくれるでしょう。


お料理が得意な荒木先生。「お豆腐や納豆などをつかえば手間をかけなくてもおいしい献立ができますよ」とのことです。


特集 新春特別企画
7人の専門家がズバリ解決 ――わたしたちが答えます。晴れ晴れはじめる2015年――(5)

野草採り名人
石田秀雄さん
野草採り歴40年。質の高い野草をとることにかけては右に出るものがおらず、近藤会長も絶対の信頼を寄せる

子どものころ、母や祖母は野草を摘んできて家族の体調不良に対処していました。当時は関心がなかったのですが、ここ最近、自然療法に興味を持ったのがきっかけで自分も野草をつかいたいと考えるようになりました。利用しやすい野草を教えてください。
(兵庫県・女性・49歳)


解答者石田さんこれからの季節は山菜が旬。タラの芽、フキノトウの天ぷらなんて最高だよね! でもさ、ほんとうは栄養をたっぷり吸って成長した、「夏」の野草がいちばんなんだ。天日干ししてお茶にすれば保存も利くし、かんたんに利用できるよ。ドクダミ、ヨモギ、オオバコは日本中に生えているし見分けがつきやすいからおすすめだね。効能は、「野草のじかん」で勉強してね!


野草に関心がある、というご意見は多くいただきます。農薬や添加物とは無縁の野草。上手に生活にとり入れたいものですね。


特集 新春特別企画
7人の専門家がズバリ解決 ――わたしたちが答えます。晴れ晴れはじめる2015年――(6)

医学・薬学博士
田口茂先生
東京薬科大学大学院修了。薬理研究のため数々の留学を経て、現在は日本科学振興財団評議員を務める

最後は、多くの方がかかりつけの先生に言われて頭を抱える問題についてです。サプリメントと医療の中立の立場に立つ、田口茂先生にズバリ解決していただきます。



健康食品をたくさん飲んでいます。かかりつけの先生に話すと、「すべてやめなさい。こちらで出すものだけ飲むように」と怒られます。健康食品の会社に電話すると、「食品なので問題ない」と言われます。どうすればいいでしょうか?
(徳島県・女性・74歳)


解答者田口先生健康食品に理解のない先生は、残念ながら非常に多い。先生方には西洋医学一辺倒ではなく、ほんとうはもっと健康食品のことも勉強していただきたいと思います。
もっとも、いまの医療は「病気を治す」ことを主眼に発展してきたので、仕方のない面もあります。そういった先生たちの立場も理解したうえで、「病気にならない」ための努力は自分たちでやるしかない。そのためにはズバリ、「かかりつけの先生には健康食品のことを相談しない」というのもひとつの方法です。
ただし、処方薬のワーファリンがビタミンKを含む食品を禁じるように、薬や体質、病気の種類によっては注意が必要。飲み合わせの点はよく調べてください。


田口先生は、「健康食品を医療に役立てられないか」を研究中です。医療も健康食品も、健康のためという理念は同じ。実現する日が待ち遠しいですね。

新春特別企画、いかがでしたか? 野草だよりには7人の専門家がついていますので、いっしょに悩みを解決し、2015年はスッキリした気持ちで健康づくりにとり組みましょう。


※「野草だより」本誌では、ウェブ限定版で紹介しきれなかった、「クマザサ博士・原氏」「『光風霽月』開発者・深野氏」のお悩み相談も掲載しております。ふたりの専門家がお客様のお宅へ突撃する特別企画、どうぞお楽しみに。
本誌の送付をご希望の方は、下記よりご連絡くださいませ。
Eメール:sales@yasoukouso.com


妙高通信 第102回
『野草酵素』のふるさと、妙高高原からのメッセージ。開発者・近藤堯氏が綴る好評連載。

人の手からのみ生まれる『野草酵素』、携わるスタッフの育成にも力を入れています。

酵素研究の合間の刺激的なひととき

研究スタッフにとって近藤会長はあこがれの存在であり、同じ研究者としてライバルでもあるという

年末年始、ミヤトウ野草研究所ではたらく158人が勢ぞろい。

仕事納めと仕事はじめは全社員がお互い顔合わせできる貴重な機会です。研究、製造、営業……各部署のスタッフたちの中でも、4月入社の新人は学生時代のあどけなさが抜け、一社会人として成長した姿が見てとれるのが、なによりうれしい。ただ難点は、大勢を前にあいさつをしなければならない。これはもう昔からずっと苦手です(笑)。

16年前、『野草酵素』を売りはじめたときの社員は20数人。以来、ありがたいことに愛飲者は年ごとに増加。いまの研究所はより衛生面を重視、近代的になりました。かわらないのは安心・安全な自然の原料で、1年2ヵ月以上かけて人の手でつくられていること。そして、1本の『野草酵素』を158人みなでつくり見守る、という意識の連携が大切です。

これがしっかりできているか。研究の合間に各部署をまわるのが、とても楽しい。83歳のわたしからすればスタッフたちは孫のよう。会話を交わすと、若返ったような気分で刺激があります。



酵素づくりを支える「人のぬくもり」

といっても、ぼんやりとしゃべっているわけではありません。 とくに製造現場では、自分ひとりでつくっていたときと同じかどうか、スタッフの動きに目を光らせます。以前話したように、菌(いきもの)相手の仕事は製造マニュアルの範疇ではおさまらない繊細なもの。発酵をうながす有用菌は、あつかう人により敏感に反応してしまうのです。

体調は? 表情は? 仕事への姿勢は? 技術面も大切ですが、はたらく人の心がまえを見ています。それは、なぜか。

研究所は近代的でも、建物内に機械はほぼ皆無。野菜やくだものの洗浄、野草の検品・煮出し、発酵・熟成、梱包、すべてが「人の手と目」に任されている。だからこそ、心身ともに万全に。一貫した手仕事はささいなことも見逃さない、感覚がものをいう世界です。

酵素づくりを支えるのは人のぬくもり。ありがたいことに10年以上はたらくベテラン社員がたくさんいます。『野草酵素』は昔のまま、急がずていねいに手づくり。これは会社規模にかかわらず揺るぎないことなのです。


教えて!荒木先生
ドッサリ生活の伝道師・荒木先生がおなかのこと、ドッサリのことをやさしく解説。

ついトイレをガマンしてしまいます

「せっかくの便意を無視しないで」


さとみちゃん 今朝もかなり冷えこみましたね。最近は布団から出るのがつらいから、慌てて家を飛び出すことも多くて。

荒木先生 あら。きちんと出せているの?

さとみちゃん じつは……朝、トイレの時間がとれなくて。はやく起きなきゃってわかってはいるんですけど。

荒木先生 そうねぇ。便意はあるのかしら?

さとみちゃん はい。「トイレに行きたい!」と思っても、時間がなくてついガマンしちゃうんです。またあとで出そうって。

荒木先生 女性に多いパターンね。忙しいときや外出先、人といっしょのときにも後まわしにしがちなのよね。でも便意をガマンすると、からだの中では大変なことが起こるのよ。

さとみちゃん 大変って、どんなことですか?

荒木先生 そもそも、胃に食べ物が入ると大腸がはたらきだして、老廃物が直腸に送られると便意が起きるの。でもせっかくの便意を無視してしまうと、直腸まで下りてきている便を無理やり止めることになるわね。

さとみちゃん そうですね……。

荒木先生 停滞している時間が長いほど、便の水分がどんどん腸に吸収されてカチカチになってしまうのよ。そうなると出すのもひと苦労だし、リキみすぎておしりを痛める原因にもなるわ。それにS状結腸に便が溜まるとガスが発生しやすいの。さとみちゃん、そのうち下っ腹がポッコリしてしまうわよ。

さとみちゃん えーっ、やだぁ。

荒木先生 ガマンを重ねると便意そのものがなくなって、薬や専門機関を頼ることになるわ。便秘薬は依存性が高いし、からだが慣れて量も増えるからおなかによくないのよ。

さとみちゃん その点、クマザサ青汁は大丈夫ですよね?

荒木先生 もちろん。クマザサ青汁は食物繊維の力でおなかを健康にするから安心してちょうだい。あと、冬場は汗をかかないからトイレの回数が増えてしまうけど、ドッサリのためにも水分は控えないようにね。

さとみちゃん はーい! よし、明日から10分はやく起きるぞ! ところで荒木先生はいつ青汁を飲んでいるんですか?

荒木先生 わたしは朝の出発前、青汁ココアにして飲んでいるわ。これが意外と合うのよ。さとみちゃんは?

さとみちゃん うちの家族はね、寝る前にホット青汁にきなこを入れて飲むのがブームなの。

荒木先生 おいしそう。みなさんがどんなふうに飲んでいるのかもぜひ知りたいわ!




野草のじかん 第22回

露草[ツユクサ]



ツユクサ科ツユクサ属
生薬名:オウセキソウ(鴨跖草)



早朝に朝露を帯びて咲き、午後にはしぼんでしまう一日花。そのはかなさが朝露を連想させることから、その名がついたとされる。

全長15〜50㎝ほどで直立することはなく、茎は地面を這って分岐しながら繁殖する。生命力が強く、花期は初夏から秋までと長く咲きつづける。

染料植物としても親しまれ、青紫色の花汁は着色してもすぐに退色することから、友禅染の下絵を描く際に広く用いられている。

解熱、利尿、解毒などの薬効があるとされ、開花時期の全草を乾燥させて熱性下痢、水腫、心臓病の治療に利用される。


妙高の野草採り名人
石田さんのひと言

「青い花が咲くと山の中でもすごく目立つよ。軽く茹でたものをアク抜きして、和え物や煮びたしにすると独特な歯触りでおいしいんだ」


医者にかかる前に腸に聞け! 第2回

腸を元気にするには「白米」「パン」「うどん」をやめなさい

糖質のとりすぎが老化・病気を加速させる

低GI値食品を選べば血糖値の上昇がゆるやかになり、腸も元気になって免疫力もアップ。老化や病気を遠ざけます

主食を置きかえ、食物繊維や酵素たっぷりの食事をとれば腸は大よろこび。さまざまな病気の元となる腸の汚れをとり除くことができます



前回の記事について、さっそく感想のお便りを頂戴しうれしく拝見しました。今回からより具体的な「腸を健康にする方法」をお伝えしていきますのでおつき合いください。

さて、わたしたち日本人が大好きな白米・パン・うどん。これらにはじつは大きな欠点があります。それは糖質を多く含むため食後の血糖値を急激に上げ、血管の大きな負担になるということです。

精製された白い食品は、腸の大好物である食物繊維やビタミン・ミネラルなどの栄養がそぎ落とされてしまっています。脳はバカなので満足感を得るために糖質を欲しがる。しかし健康のカギを握るしっかり者の腸はそれを嫌がります。高糖質な食事は老化の原因である活性酸素を生み、肥満や動脈硬化をはじめ、糖尿病や脳卒中などの四大疾病を招いてしまうのです。

「白米がダメだなんて」と嘆く声も聞こえてきそうですが、腸を元気にするにはズバリ、「白米」「パン」「うどん」はやめるべき。とはいえ、これまで食べてきたものをいきなり禁じるのはむずかしいですよね。



主食を置きかえて腸がよろこぶ賢い食事を

そこでおすすめなのが、主食の置きかえです。GI値表をご覧ください。GI値とは「グリセミック・インデックス」のことで、食後の血糖値の上昇度を示します。これが低いほど血糖値は上がりにくく、糖はゆっくりと吸収されます。低GI値食品のなかでも玄米や全粒粉のパンなどは食物繊維量が豊富なので腸内細菌もよろこびますし、血糖値の上昇も抑えられます。

それに食物繊維が多い食品は顎をつかいますね。よく噛むことは胃腸の消化を助け、唾液の分泌をうながし活性酸素を抑えるだけでなく、脳のはたらきまで活発になるなどいいことずくめなのです。

最初はつらく感じるかもしれませんが、1週間もすると体調が驚くほど改善されて質のよい便が出るようになります。これをつづければ腸が元気になり、量もかたちも文句なしの便りが届くようになって、糖尿病や老化、認知症などさまざまな病気の予防になります。

最近は油分カットやカロリー制限にばかり注目が集まりがちですが、50歳を過ぎたらほんとうに必要なのは糖質の制限、つまり主食の置きかえです。じつはこれ、からだのエネルギーをつくりだすエンジンに秘密があるのです。くわしくはまた次回、じっくりお話しすることにしましょう。

タイトルを見て尻込みした方も大丈夫。昔は藤田先生も白米や食パンが大好きだったそうですが、主食の置きかえをはじめて体重も減り、肌ツヤもよくなって若返ったと絶賛されたそうです。
腸を元気にするために、すこしずつでも実践していきましょう。