野草だより
128号
カテゴリ

特集

新春対談:食生活を変える、腸内環境を変える!
医学博士 藤田紘一郎 × ミヤトウ野草研究所会長 近藤堯

「長生きの秘訣は、腸内細菌を増やすことだった」。そんな衝撃的な見出しを掲げた一冊の本が話題をよんでいる。アトピーやぜんそくなどのアレルギーから増えつづける突然の事態まで、あらゆる現代病の原因は腸内環境の乱れにあると書かれたその本のタイトルは、『腸内革命』。著者は東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏だ。

そんな藤田氏の考えに深く共感したのが『野草酵素』の生みの親、近藤堯会長。今回、東京都内の藤田研究室においてふたりははじめて顔を合わせた――。



特集
新春対談:食生活を変える、腸内環境を変える! 医学博士 藤田紘一郎 × ミヤトウ野草研究所会長 近藤堯(2)

医学博士 藤田紘一郎
1939年中国東北部(旧満州)に生まれる。寄生虫学、感染免疫学、熱帯病学を専門とし現在は人間総合科学大学教授、東京医科歯科大学名誉教授を務める。ユニークな視点と語り口から寄生虫博士、カイチュウ博士として人気を博す。おもな著書に『笑うカイチュウ』、『腸内革命』、『こころの免疫学』など



株式会社ミヤトウ野草研究所会長 近藤堯
新潟県立高田農学校卒業と同時に国立大宮家畜研究所に勤務し、研究生活をスタートさせた。戦後の食糧難解決のために家畜と飼料の研究を進め、酵素の役割に着目。そして昭和27年、酵素原液の試作・開発に成功。「生涯研究者」をモットーに、「酵素」、「発酵」の追求をつづける

昔の子どもは土とふれあい、強いからだをつくっていた

――藤田先生はもともと寄生虫学を専門に研究されてこられました。腸内細菌に注目しはじめたきっかけは、なんだったのでしょうか? (敬称略)

藤田 あれは15年程前。当時わたしはアレルギーを抑える物質がないか研究していました。調査対象はインドネシアの子どもたち。彼らは汚れた川で泥んこになって遊ぶのに、健康そのものでアレルギーもない。

近藤 著作で拝見しました。遠い異国のことなのに懐かしく感じましたよ。わたしも子どものころは泥んこになって野山を駆け回った。おなかが空くと野草をとりにいったりね。

藤田 ええ、彼らはまさに昔のわたしたちと同じでした。しかし、アトピーや喘息に悩む現代の日本の子どもとは明らかに違う。研究をすすめるうち、腸内細菌が彼らの免疫力を高めていることがわかったんです。

近藤 逆に言えば、現代の日本の子どもたちは腸内細菌が乏しく免疫力が低い。無理もないでしょう、いまの子たちは土にふれる機会を奪われている。

藤田 おっしゃる通り。子どもは泥んこになって遊ぶことで、土壌菌をとりこみ雑多な菌に耐えられる免疫力をつくる。しかし日本は1960年代から菌や微生物を汚いものとして排除し清潔志向に走った。そして1965年、最初の花粉症が発見される。

近藤 だからわたしは何十年も前から、「子どもには土をなめさせなさい」と言ってきた。当時は笑われるばかりでしたが……。

藤田 いまはわたしが同じことを言って、あちこちで笑われていますよ(笑)。



特集
新春対談:食生活を変える、腸内環境を変える! 医学博士 藤田紘一郎 × ミヤトウ野草研究所会長 近藤堯(3)

食の欧米化に添加物の害……
戦後、日本人の腸は荒れ放題

かつての日本人の食事は、腸がよろこぶものばかりでした 藤田紘一郎
色とりどりの野菜や野草、それに手づくりの発酵食品だね 近藤堯



色とりどりの野菜をぬか漬けに。昔はどこの家庭にも母の手づくりの漬け物があったものだ



まだ土のついた妙高山のヤマタケノコ。とれたてで滋味に富み、市販品では得られない魅力がある



昔の日本の食卓は素朴なものだったが、豆類、穀類、野草などの山の幸にはゆたかな栄養が隠れている



――清潔志向もさることながら、戦後の食生活の変化が日本人の腸内環境に決定的な打撃を与えたと藤田先生は『腸内革命』で書かれていますね。

藤田 食生活において、いまの日本には2つの大きな問題があります。まず1つは食事があまりにも欧米型に偏り過ぎていること。かつて日本の食事は質素なものでしたが、腸がよろこぶ食材であふれていた。穀類、豆類、そして……

近藤 色とりどりの野菜や発酵食品。

藤田 そうです!

近藤 食物繊維、ビタミン、ミネラル、その他のフィトケミカル、そして酵素が豊富に含まれたものだ。

藤田 食物繊維は腸内細菌のエサになるし、腸内環境に野菜は欠かせない。しかし日本人は欧米食を歓迎し野菜の摂取量も減りつづけた。かたやアメリカは1970年代に野菜中心の食事を奨励。1995年、ついに日米の野菜摂取量が逆転してしまった。

近藤 あとは添加物の害も見過ごせません。最近では漬け物にまで防腐剤や着色料がまぶしてある。

藤田 そう、2つ目の問題はそれです。利便性を求めるあまり日本人は添加物をつかうことにも食べることにも慣れてしまった。

近藤 化学的につくられた添加物は活性酸素を発生させるし、消化酵素のムダ遣いにもなる。厄介な存在だ。

藤田 結果的に日本人の腸は荒れ放題。アレルギーに限らずさまざまな不調にあえぎ、打開策を見いだせずにいるというわけです。



特集
新春対談:食生活を変える、腸内環境を変える! 医学博士 藤田紘一郎 × ミヤトウ野草研究所会長 近藤堯(4)

藤田先生の代表作『腸内革命』を読む近藤会長。自身の酵素研究と少なからず共通する点があるのか、ときおり深くうなずく



公園で土壌の質をたしかめるふたり。「妙高の土はこんなものじゃないでしょうね。一度伺いたい」と藤田先生



冬の妙高の朝市。深い雪の下でじっと滋養を蓄えたダイコンやサトイモ。身土不二(しんどふに)にもとづいた食文化はかけがえのないものだ



ふたりがともに注目した、伝統的な発酵食品の効用

――問題は山積みですが、おふたりは日本の伝統的な発酵食品という共通の解決策も提示されています。腸内環境に対してはどのような効果があるのでしょう?

藤田 野菜の重要性はすでに述べましたが、発酵のすごいところはその栄養素をさらに高めるということ。ぬか漬けにしろ味噌にしろ、調べてみると実際にビタミンやミネラルといった栄養価が高まっているのだから驚きます。

近藤 酵素研究の立場から見ても発酵ほど頼もしいものはない。酵素のちからが高まっていることにくわえ、有用菌の活性も目覚ましいものだ。

藤田 有用菌といえば、土壌菌と発酵における有用菌の類似性にわたしは注目しているんです。

近藤 さすが藤田先生ですね。発酵を促す菌は先ほど申し上げた土壌菌とほとんど同じもの。酵素のちからと相まって腸内細菌に好影響を与える。これは単独の乳酸菌ではむずかしい。人の手でつくった漬け物や味噌だからこそできるんだ。

藤田 ひとつの乳酸菌だけを入れたヨーグルトなどは、じつは意味がないんですよね。菌は自然界そのままのバランスで摂取してこそ人間のからだになじむことができるんですから。



特集
新春対談:食生活を変える、腸内環境を変える! 医学博士 藤田紘一郎 × ミヤトウ野草研究所会長 近藤堯(5)

『野草酵素』のビンを見つめる藤田先生。「1年2ヵ月発酵・熟成……。発酵の熱やスピードは食材によってさまざまですから、この期間を見極めるのにはずいぶん苦労されたことでしょう」



失われつつある日本の伝統的な食事。腸内環境を変える秘訣がそこかしこに隠れている。写真は妙高の家庭にて



すっかり意気投合したふたり。「イチョウがきれいに色づいていますね」(藤田先生)「近いうちにまた研究の成果を語りあいましょう」(近藤会長)



腸内環境を変えれば、ほんとうの健康が手に入る

――「野草だより」の読者は酵素や食物繊維をとるよう普段からこころがけているので、一般の方より健康への意識が高いです。そんな読者のみなさんへ、最後におふたりからメッセージをお願いします。

藤田 まずは野菜、穀類、豆類を中心にした日本の伝統的な食事を基本にしてください。そして目先の健康法にとらわれないこと。乳酸菌の話もそうですが、どれかひとつの栄養素をとればよいというのはない。からだにしても、悪くなったところだけを処置すればよいというのはない。からだ全体、食生活全体で考えてほしい。

近藤 わたしも同じ考えです。ただ、いまは全国的に地力が落ちているので同じ野菜でも50年前のような栄養価は期待できないかもしれない。それを補うのが、『野草酵素』の役目です。

藤田 食生活を変えれば、腸内環境は変えることができる。その先には必ずほんとうの健康が待っています。

――ぜひとも「野草だより」の読者にも実践していただきたいですね。本日はありがとうございました。



妙高通信 第91回
『野草酵素』のふるさと、妙高高原からのメッセージ。開発者・近藤堯氏が綴る好評連載。

飲めばからだの芯からあたたまる、「ゲルニン129」のお話

『ゲルニン129』で冬に負けない

天日で干した乾物類は、食材本来の栄養が増すという。冬山暮らしの知恵は、自然の法則に忠実でむだがない

新しい年がはじまり、冬本番の日本列島。全国的に厳しい寒さに見舞われていますが、妙高高原も例外ではなく、まもなく降雪のピークをむかえます。

連日の寒さに気持ちも滅入りがち。そして体調もくずしやすい。ゆえに冬が苦手な方も多いでしょう。寒さ・冷えに負けず、からだの芯からぽかぽかに。冬を元気に乗りきるためには、どうすべきか? 

それは、肝心かなめのおなかを内側からあたためる。『ゲルニン129』を飲むことです。

熱いものや辛いものを食べると、からだが熱くなる。それは腸があたためられたからにほかなりません。では逆におなかが冷えるとどうなるか。腸の動きがにぶくなって腸内の酵素のはたらきも弱まり、悪玉菌が増える。血のめぐりも滞り、からだが冷えきってしまうのです。

野草、野菜、くだもの、そして動物性タンパクをくわえた129種類の原料を、1年2ヵ月以上発酵・熟成させてつくる『ゲルニン129』。これはおなかからぽかぽかにするスタミナ満点食です。開発までには紆余曲折ありましたが、完成への大きなヒントは、わたしにとって身近な「ある場所」にありました。



代々極寒の地に住む、山人の知恵から生まれた

妙高高原の奥深く。その山あいに昔ながらの暮らしを色濃く残す小さな集落がある。一昔前まで、冬は雪に閉ざされ孤立してしまう地域。住民たちは先祖代々受け継いできた知恵で、厳しい冬を克服してきました。

助けとなったのは、春から秋にみずから育て仕込んだ保存食たち。ゼンマイやワラビなどの山菜の塩漬け、さまざまな漬物、豆類、乾物……など、厳冬期の食生活は意外にもバラエティに富んでいます。これらは栄養面から見ても申し分ない。ビタミン・ミネラル類は発酵食品、タンパク源は豆類等から、豊富にとれているのですから。

  現在もその山里にはお年寄りが多く住んでおり、食生活はほぼ昔と変わらないとのこと。極寒に耐え豪雪とたたかい、冬を乗り越えてきた先人の知恵と山人たちのパワーに注目して、滋養食『ゲルニン129』が生まれました。

長所はニンニク・ショウガを筆頭に、ぽかぽか成分がたっぷり含まれていること。わたしは『野草酵素』といっしょに『ゲルニン129』を朝晩5粒ずつ飲んでいますが、もちろん冷えしらず。今冬も元気いっぱい、お正月から休まず研究三昧です。


教えて!荒木先生
ドッサリ生活の伝道師・荒木先生がおなかのこと、ドッサリのことをやさしく解説。

若いころよりもドッサリできなくなりました……

昔は毎朝スッキリできていたのに、歳をとってからどうも調子が悪い。あるいは、もともとつまり気味だったけど、近ごろはすっかり音沙汰なし。そんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか。
おなかのつまりは加齢と密接に関わっています。とくに女性は50歳ごろを境に、おなかの変化に気づかれるようですね。筋力の衰えや善玉菌の減少など原因はさまざまですが、見落としがちなのが食生活の変化。



まず心配なのが、水を飲む量が若いころよりも少なくなっていることです。これはからだの感覚が鈍り、喉の渇きを感じにくくなるため。水分が不足すると便が固くなり、うまく流れなくなる原因になります。
さらに深刻なのが、食物繊維の不足。若いころにくらべて、消化のよいやわらかいものを好んで食べていませんか? 歳をとると食事の量が減るので、ただでさえ栄養バランスをとるのがむずかしい。そこへもってきて、消化のよいものばかり食べていては、食物繊維不足は加速するばかりです。



とはいえ無理に食事の量を増やすのは負担ですし、固いものを敬遠する気持ちもわかります。では、いかにして効率的に食物繊維をとればよいか。ここで活用したいのが、クマザサ青汁です。1日1包でじゅうぶんな食物繊維を摂取できるうえ、定期的な水分補給にもつながる。まさに一石二鳥です。



コツは、必ずコップ1杯以上の水で飲むこと。この時季に冷たいのはちょっと……という方には、緑茶割りがオススメです。毎日決まった時間にクマザサ青汁を飲む習慣を身につければ、ドッサリはすぐそこ。もう一度、年齢に負けない若々しいおなかをつくりましょう。


なるほどナットク引き算健康法 第5回

じつは意外に多い脂肪の摂取量

健康な人の適正脂肪摂取量は1日あたり50g〜70g(*)と言われている。脂肪分の過剰な足し算をつづけていると、肥満はもちろん突然の事態をも招くことに……。
*厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2010年版)」より



朝食 27.2g
食パン1枚
目玉焼き
ハム2枚
牛乳
サラダ




昼食 25.6g
カレー
サラダ
スープ



夕食 45.8g
ごはん1杯
あじフライ
豆腐1/2丁
きんぴらごぼう
みそ汁






脂肪控えめ生活5ヵ条

  • 麺類のつゆは飲み干さない
  • 調味料にはなるべく塩、醤油を
  • フライパンはフッ素加工のものを
  • 揚げ物は週に2回までにする
  • 肉の脂肪より魚、魚より豆を

あなたは大丈夫? 脂肪分の過剰な足し算チェックシート

  • □魚より肉の方が好きだ
  • □パンやパスタなどをよく食べる
  • □うどんやそばには必ず天ぷらをのせる
  • □外食では洋食や中華を選んでしまう
  • □あまり運動をしない
  • □コンビニやスーパーのお惣菜をよく利用する

3つ以上あてはまるひとは、過剰な足し算の可能性大!


お悩みスッキリ相談室

フラクトオリゴ糖って、どんなもの?

Q.

『北の大地の青汁』の原材料であるビートオリゴ糖がフラクトオリゴ糖に変わったと聞きました。長年飲みつづけているクマザサ青汁ファンなのですが、以前とどのような点が変わるのでしょうか?

(愛知県 70代 女性)


A.

2012年12月から『北の大地の青汁』の原材料がビートオリゴ糖からフラクトオリゴ糖に変更になりました。 フラクトオリゴ糖はサトウキビ由来の天然成分で、善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれるドッサリに欠かせない心強い味方。カルシウムの吸収を促進するはたらきがあり、豊富なカルシウム分を含むクマザサとの相性もバッチリです。また水に溶けやすい性質を持っておりますので、コップの底に溶け残ることのあったビートオリゴ糖にくらべ、さらにスッキリお飲みいただけます。

フラクトオリゴ糖に変わってもドッサリに必要とされる優秀な成分がたっぷりの『北の大地の青汁』。もちろんおいしさはいままでと変わりませんので、安心してゴクゴクお飲みください。

(回答者:荒木先生)


お悩みスッキリ相談室

酵素は熱に弱いと聞きましたが……

Q.

『野草酵素 顆粒』をお湯で割って飲んでいます。この時季はからだも温まり気にいっていますが、酵素が熱に弱いとテレビや雑誌で言っていました。お湯で割ってしまうとはたらきがなくなってしまうのでしょうか? 

(千葉県 60代 女性)


A.

はたらきがなくなってしまうわけではありません。ただ有用菌のなかには熱に弱く、失活するものもありますので、水で割っていただくのが最適です。

『野草酵素 顆粒』の箱にも記載しておりますように水に溶かして飲まれることをオススメいたします。しかし寒さのこたえる時季ですから、からだをできるだけ冷やしたくないという方もいらっしゃるかと思います。そんな方は熱湯で割るのではなく、ぬるま湯に溶かして飲まれてみてはいかがでしょうか。

本来のはたらきはそのままにからだも冷やさずお飲みいただけます。

(回答者:高松さん)


野草酵素農法 友の会

プロが教える、自家製肥料のつくりかた
発酵のちからには驚くよ! 化学肥料なんて目じゃないね

千葉県我孫子市・篠崎正徳さん

昨年も大好評だった酵素米。完売の知らせを届けに野草酵素農法の先駆者、篠崎さんを訪ねました。いまは野菜の収穫に忙しく、春に向けて肥料づくりもはじめたそう。じつはこの肥料、ほかでは手に入らない特別なものなんです。




大きなサトイモだろう? これも自家製肥料のおかげ。いまからつくり方を見せてあげよう


仕込み
これは酵素米のもみがら。健康な米はもみがらまで安心してつかえるんだ


攪拌(かくはん)
馬糞と酵素米の米ぬかに、もみがらを入れて攪拌。すでに発酵熱は約70℃もあるよ


発酵菌
仕上げに近藤会長秘蔵の発酵菌を入れる。『野草酵素』づくりといっしょだね


完成
この蒸気をごらんよ。発酵熱は約90℃になって熱に強い有用菌だけが残る。特別な肥料の完成だ!




「最近は化学肥料どころか、土に消毒液をまく畑や田んぼもある。薬づけにするより自然のちからを活かす方が、よい作物ができるのにね。実際うちの肥料の効果はすごい。化学肥料なんて目じゃないよ」と篠崎さん。
春には酵素米の田んぼにこの肥料をまきます。今年もおいしいお米に期待大!