野草だより
127号
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シリーズ:近藤堯が心の国産をさがす
南の島で丸かじり果実を見つけた

野草酵素の開発者、近藤堯が日本全国をまわり、野草酵素の原産地をたずね歩くシリーズ特集「近藤堯が心の国産をさがす」。奄美大島のパパイヤ、長野県の酵素りんご、北海道のエゾウコギに続き、今回の舞台は灼熱の太陽ふりそそぐ沖縄。彼は沖縄でたたかい続ける同志と再会し、そこで輝きを放つ果実を見つけたのです。



本土へ送っている店はないのか

「本土に発送できる青果店に行きたい」

15年前、ミヤトウ野草研究所の近藤会長が沖縄へおとずれたときのこと。情報も伝手も何もない状態でひとりタクシーへ乗り込んだ。そう、野草酵素の原料であるパパイヤやパイナップル、ほか沖縄の強い太陽に負けぬ酵素たっぷりの沖縄野菜・くだものを、ひとり探しに向かったのだ。

「あの頃と変わらない行動力ですね、近藤会長」

彼の名は謝花良幸氏(60歳)。今では当たり前になった、いわゆる「おとりよせ」、本土発送専門の青果卸売の先駆者だ。

「謝花さんが集めたくだものの質は高かった。それはつくり手との信頼関係はもちろん、こだわりや想いがないとできないこと。彼に会ったとき、私と共鳴するものを感じたのです」(近藤会長)

「あの頃、安全でおいしいくだものを、気持ちをこめて仲間につくってもらっても、その良さは消費者に10分の1くらいしか伝わらなかった。今ではずいぶんマシになったとはいえ、まだまだ変わらない現実もあるんです。会長、ちょっと見ていただきたいのでいっしょに来てくれませんか」


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シリーズ:近藤堯が心の国産をさがす 南の島で丸かじり果実を見つけた(2)

べったりまみれた不安を知らずしらずのうちに……

沖縄色の濃い、活気あふれる市場風景だが、国産と外国産作物が混在していた





近藤会長を乗せた車は一路、那覇市にある、観光地で有名な国際通り市場へ。

「ほら会長、このパインを見てください」

店先には、無造作に陳列された2種のパイン。1,000円と300円。

「これ(安い方)は沖縄原産のものではない。なぜここに外国産のパインが? 確かに値段が安いし、形もいい。しかし、これでは外国産に手をだす消費者があとをたたないではないか。冗談じゃあない」(近藤会長)

日本全国をまわり原料を求める旅に出続ける近藤会長。しかしなぜ熱をもって国産にこだわるのか。質問してみると、「燻蒸」という言葉が返ってきた。

「燻蒸、いわゆる、作物収穫後の薬剤散布です。海外の有害虫を国内に持ち込ませないために、船や飛行機に積みこむ前に、密室でいっせいに薬剤を散布、駆除します。これは決して『人への安全(健康)』を守るためではないのです」

これにより、見た目はきれいでも「表皮」に薬剤がべったりついている作物が日本に入ってくるのだ。

「一般に、くだものや野菜は、外敵から身を守るため皮に栄養を蓄えます。それゆえ、皮と実のあいだの部分、ここに酵素をはじめたくさんの栄養を含みます。野草酵素の原料には皮ごと使用します。だからこそ、皮にべったり薬剤がかかった海外作物は、野草酵素の原料として使えません」(近藤会長)

そういえば、レモンティーやレモンピールなど、皮をそのまま口にすることもある。これは間違いなく薬剤を取り入れてしまっている。

「売り手も買い手も健康を第一に考えたくだもの選びをする人は少ない。いくら栄養が豊富でも、選ぶのはきれいで安いもの。これが沖縄の現実なんです」(謝花さん) 「もちろん消費者の選択の自由を否定するつもりはない。しかし、薬剤がべったりついた野菜・くだものを食べると、体は異物に対抗するため酵素を大量消費する。これでは酵素を補っているつもりでも逆効果になってしまう。私はそれがつらい」



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シリーズ:近藤堯が心の国産をさがす 南の島で丸かじり果実を見つけた(3)

皮ごと食べられる安心レモンとは?

サッと皮を落として



かじる



手間がかかって割に合わないけど、それ以上にゆずれないものがある。



「会長、これは沖縄だけじゃない、日本全体の現実でもあります。でも、そのままにしてはおけない」

つづいて車で向かったのは、沖縄北部。やんばる(山原)と呼ばれる原生林地区。

「ここで、現実とたたかいつづける男がいますよ」

リゾート地から何10キロも離れ、しんと車も通ることのない広大な畑に到着。会長は降りるやいなや走り出し、パイナップル、レモンに近づき声を荒げる。

「おおこれは! 素晴らしい!早速食べて確かめても!?」

皮を落としたパインにガブッと豪快に食らいつく。ときどきうなずきながら。続いてレモンはにっこり満面の笑みで皮ごと丸かじり。あいかわらず会長は酵素たっぷりのものに目がない。

「これほど『皮ごとそのまま食べられる安心感』は他にはないでしょう? パインもレモンも甘くてみずみずしい。光を放っているくらい、良質のものが採れています」(謝花さん)

この皮にもたっぷりの酵素が入っている。野草酵素にはもちろん皮ごと、丸ごと使用される。(パイナップルの上部へた部分は使用しない)

「色や形は一定ではないけど、おいしいでしょう? 農薬を使いたくないから手間はどうしても掛かって割りに合わないけど、これを待っている人がいるからさ、やめれんさ」(山代さん)

市場価格を外国産と比較すると、パインなら3〜4倍、レモンも2〜3倍くらいの開きがある。近藤会長が全国各地をたずね歩き、自分の目と舌でもって判断したこのレモンとパイン。野草酵素に入れる理由は、言うまでもない。



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シリーズ:近藤堯が心の国産をさがす 南の島で丸かじり果実を見つけた(4)

仲間がたくさん廃業した。悔しくてしかたなかった

レモン農家のひとり、山代国男さん(83歳)。南国の地でたたかいつづける男だ



生産者みずからガブリ。安心安全の証です



この皮に酵素がたっぷり!



生産者と談笑する会長。納得の出来に自然と笑みがこぼれる



近藤会長が野草酵素の原料としてこのパイン、レモンを取りいれる前、謝花さんら沖縄の農家は、需要がないため、海外産の安いくだものに負け、悔しい思いをした。日本人のためにつくったくだものが、異国のくだものによって淘汰されてしまう。悲しい現実があった。

「仲間がたくさん廃業した。本当に良いくだものをつくっていたから、悔しくてしかたなかった。でも野草酵素のおかげで、このパインやレモンを全国の人に届けることができる。沖縄農家みんなの想いをのせて。こうやって会長もさ、直々に来てくれる。言葉数は少ないけど、強い想いを持っているのが分かるから嬉しい」(謝花さん)

「ありがたい。私も同様に、どんなにいい酵素、野草酵素をつくっても、誰にも分かってもらえなかった。それでもやり続けた。こだわりを捨てたくなかったから。それがあるから、今の私と野草酵素があるのです。外国産の作物すべてを否定するわけではない。でも、べったりと薬にまみれたくだものが日本に到着する、この現実はぬぐえない。法で定めた薬剤の使用制限値は満たしているかもしれない。しかし、私が求める酵素量の基準、安心の基準は満たしていないのは確かなんです」

近藤会長は現状を憂うが、それでも瞳の奥の光は消えない。いずれ日本が、本当に安心できる作物・食品であふれることを信じているから。「そのためには途中であきらめるわけにはいかない。私もたたかいつづける男のひとりですから」(近藤会長)



妙高通信 第78回
『野草酵素』のふるさと、妙高高原からのメッセージ。開発者・近藤堯氏が綴る好評連載。

発酵の不思議な力

冬、飢えにおびえた時代
救世主となったのは…

秋深まり、冬将軍が到来しつつあります。

妙高高原では、積雪の重みから家屋や植木を守る雪囲い(雪吊り)の風景が、ちらほらと見られるようになりました。近年は降雪量が少ないので、これらの光景は珍しいものになりつつありますが、ここは豪雪地帯。大雪に対する対策、冬季に向けた準備は、万全でなければいけません。

ひと昔前の日本では、冬支度は命に関わる仕事でした。作物が育たない冬季の食糧確保は、至上命題です。

それまで、われわれの祖先たちは、毎年のように冬と戦っていました。

この時、救世主となったのが、漬物など保存にきく発酵食品。

今でも、昔ながらの生活を色濃く残している妙高高原の山深い地域では、冬支度に漬物や山菜類の塩漬け、これら保存食づくりはかかせない仕事です。昔だったら、ときに米や雑穀などの穀物類に漬物のみで春の到来を待ち続けなければならない、なんてことは当たり前でした。

現代の感覚では、これでは栄養不足、と思われがちですが……。心配いりません。


え、オガクズがエサになる!?

たとえば、ぬか漬けのお漬物。伏在する栄養素には目を見張るものがあります。

野菜類をぬかに漬けると、発酵によってアミノ酸が生まれます。また、米ぬかは疲労回復にいいビタミンB群が豊富で、さらにふくまれる乳酸菌は、体内で多種のビタミンをつくってくれる。つまり、これひとつで、すばらしい栄養食品のできあがり、なのです。

そして、栄養素をアップさせる発酵作用は、同時に体内への消化吸収にも大きな助けとなる。これについては戦後、私が国立の研究所で家畜の餌の研究をしていたときに、おもしろい体験をしました。

食糧不足の時代です。家畜のエサなどは、オガクズなどゴミ同然のシロモノ。栄養素などカケラもないようなものばかりです。しかし、それらを発酵させてみると……?

なんと、不思議なことにそのガラクタたちが、ちゃんとエサとして機能を果たしたのです。つまり、家畜がそのエサを食べて栄養を吸収し、排泄された、ということです。

「もし、野菜などを多種類、多くの有用菌を組み合わせて発酵させたら、とんでもないものが生まれるのではないか?」

まだ研究員として青二才だった私の頭に、そんなひらめきが浮かびました。

不思議な発酵の力に魅せられて半世紀以上。私が手がける野草酵素づくりには、昔の人が受けついできた知恵と工夫が大いに生かされているのです。


教えて!荒木先生
ドッサリ生活の伝道師・荒木先生がおなかのこと、ドッサリのことをやさしく解説。

お父さんのトイレのあとは、どうしてあんなに臭いの?

「お父さんの次は臭いからイヤ!これからは私のあとに入ってよね!」
みなさんのおうちでも、こんな叫び声が朝のトイレから響いていませんか?
実際、お父さんが入ったすぐ後のトイレは何とも言えないニオイが充満していて、「ウッ!」と、むせ返るような状態になることがあります。
では、なぜお父さんのあとは臭いのでしょう?



考えられる原因はいくつかあります。
まずひとつは「食生活」。普段は野菜中心の生活を心掛けていても、どうしても付き合いなどで脂ギットリの食事をしてしまう回数が増えるのが、お父さん生活の実情。妻のため、家族のため、外の世界で戦い続けるには仕方ないのかも知れませんが、おなかに負担を掛けているのは間違いありません。
続いて、「加齢」「ストレス」「お酒やタバコ」なども、お父さんの後が臭くなる原因に挙げられます。ストレスはおなかに負担をかけますし、お酒も適量にしておかないとおなかのバランスが崩れてしまいます。



そしてなにより一番の原因は、「悪玉菌によるおなかの汚れ」です。長い間、家族を守るために働き続けたお父さんのおなかは、若い頃に比べると動きが弱まり、悪玉菌が増えた状態になっています。通常、私たちは口から食べたモノを胃の中で消化し、からだに必要な栄養分を腸で吸収しますが、悪玉菌が多くなると善玉菌のチカラが弱まり、きちんと消化吸収されなくなります。
そして消化されずに残った食物は腸内で腐敗し、悪臭を放ちます。さらにこの悪玉菌の死骸がその腐った便と一緒に出てくるので、ますます臭くなるというわけです。



どうですか? お父さんの後が臭くなる理由、わかっていただけました?
そのほとんどが、奥様や家族を守るため、あくせく働いてきたお父さんの「踏ん張り」、いや「頑張り」によるものなのです。だから、どうか我慢してください。
……というのは、無理なハナシですよね(笑)。
だったらここは、奥様の出番です。
きっと奥様は、ニオイにいい『葉緑素』や、おなかのおそうじをしてくれる『食物繊維』がドッサリと含まれたモノをきちんと摂っているはずです。
これからは、自分や娘だけではなくて、お父さんにもしっかりと摂ってもらいましょう。
トイレの平和とお父さんのおなかを守るのは、奥様、あなたですよ!


野草酵素農法 友の会

〜うちのもスゴイ!編〜
背丈より高いモロヘイヤ! 40年やってていちばんだ!

愛知県在住 石曽根義政さん(81歳)
「とにかく成りすぎて食べられない、持っていって」とその場でナスを素早く収穫してくれました

「野草酵素農法、すごいです!」「うちが一番だ」などという、友の会の会員さまの喜びの声がひっきりなしに編集部に入ってきています。今回ご紹介する石曽根さんは、自宅のすぐ近くにある畑にて、モロヘイヤ、ナス、オクラ、落花生などに野草酵素をあげてみたそう。今年は猛暑続きで、世間的に夏野菜はイマイチだったそうですが……。




驚きはこのモロヘイヤ! 石曽根さんの背丈以上育ち、葉の量は去年の倍以上とのこと。40年やっていていちばんだそう




噛めば噛むほど粘り気が出てくるモロヘイヤ。その場で新芽をいただきました




これもいただいた完全無農薬のオクラ。生で食べても苦味やえぐ味は一切ありませんでした




『ブシュッ』としたでしょ? 生きているんだよ、この酵素は」と石曽根さん

この一升瓶に野草酵素の薄め液を入れて、あげるときにバケツでさらに薄め、ひしゃくで豪快に撒きます。温度を保つために、積み重ねたワラの中に入れて保存しているそう