野草だより
ふるさとをめぐる
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ふるさとをめぐる 第7回

南の島が育む結晶には、
天然のミネラルがたっぷり

昔は琉球王朝への献上糖としても重宝されたという伊平屋島黒糖



サンゴ礁でできた石垣はこの地域ならでは



刈りとったばかりのサトウキビからはうっすらと汁がにじむ

サトウキビ栽培といえば沖縄県ですが、いま黒糖を県外に出荷しているのは8つの離島だけ。そのひとつが沖縄本島の北西に浮かぶ伊平屋島です。

「伊平屋島の土壌にはサンゴが豊富に含まれています。だから、天然ミネラルをたっぷり吸収したサトウキビが収穫できるんですよ」

製糖工場ではたらく東江さんがそう教えてくれました。さらに、亜熱帯地域特有の台風や雨風が、雑草や害虫を除去してくれるのだといいます。

「収穫したら栄養分を余すことなく搾り出します。搾って煮つめただけですから、精製された白砂糖とは比較にならないほど栄養価も高いんです」

栄養分がとり除かれない黒糖は、ミネラルやビタミンが含まれる純粋な糖分。伊平屋島産はとくにマグネシウムの含有量が約97㎎(100gあたり)と、一般的な黒糖のおよそ3倍! かけらをかじってみると、コクのある甘みの中にほのかな塩味があっておいしい!

『野草酵素』の原料につかわれるこの黒糖は有用菌のエサとなり、発酵には欠かせないもの。開発者の近藤堯氏が長年探し求めてようやく見つけた、こだわりの逸品なのです。