野草だより
ふるさとをめぐる
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ふるさとをめぐる 第8回

100年前から受け継がれる
大切なレンコンです

台風にも負けず大きく育った大口レンコンの晩生種「だるま」



倉茂龍彦さん、美代子さんご夫婦。育てたレンコンが品評会で最優秀賞をとったこともあるそう



アク抜きしなくても真っ白なままのとれたてを網焼きに



泥水の中での作業はすぐに足をとられるため、体力と経験が必要だ

『野草酵素』がつくられる新潟県妙高市から車で1時間半。長岡市大口地区には、特産品として古くから親しまれる「大口レンコン」があります。なかでも晩生種「だるま」は全国でもここでしか生産されていません。

「成長しきると葉が枯れるから収穫の目安なんだ」と教えてくれたのは生産者の倉茂さん。深さ50㎝の田んぼの一画では、息子さんがホースの水でレンコンを探っていました。手で強く引っ張るとすぐにフシから折れてしまうので、気を揉まずていねいに水で浮かせるのがコツだそう。

「つくられるようになって100年近くだね。うちの先祖が種を持ってきたんだよ」

大口地区は温かい地下水が豊富で泥は粘土質。栽培に最適の条件下で育ったものは、切り口が真っ白でシャキシャキとした歯触りが特徴です。

「春に種レンコンを手で植えるのがすごく大変なんだけど、ちゃんと芽が出てくると子どもといっしょでかわいいな(笑)。秋に台風がふたつも来てどうかなと思ったんだけど、大きく育ってくれたよ」

わが子のように大切に育てられたレンコンは新鮮なうちに出荷。倉茂さんたちからミヤトウ野草研究所へ、ものづくりのバトンが渡されるのです。