野草だより
病気知らず冷え知らず | 「冷え」はからだの危険信号。放っておくと、思わぬ事態を招くことも――。決して、冷えをあまく見てはいけない。
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病気知らず冷え知らず 第16回

○○をほぐすだけ!? からだを温める「裏ワザ」とは

体温と密接に関係する
からだの部位があった!

朝晩は空気がひんやりする時季だが、体調をくずしていないだろうか。よくテレビや雑誌などで特集される冷え対策では、「体温を上げるには運動を」と紹介されることが多い。たしかに手足を動かすときにつかう骨格筋が体内でもっとも多くの熱を生みだすため、からだを温めるには運動が効果的。

しかし筋肉がつくには時間がかかるため、運動をすればすぐに高い体温を保てるわけではない。からだを動かす習慣がない人や筋力が低下している高齢者であればなおのこと。そこで、つらい運動をせずに体温を上げる裏ワザを紹介したい。

意外にも、「背中」の緊張をほぐすだけ、とかんたん。じつは背中と体温は密接に関係している。わたしたちは寒さを感じると無意識に肩をすくめるが、これは首から背中全体に広がる僧帽筋(そうぼうきん)という大きな筋肉を収縮させることで、体温を上げようとしているから。さらに、背骨付近には体温調整を担う自律神経が通っているのだ。



かんたん「背中ほぐし」で
すぐにぽかぽか!

自分では気づきにくいが、他人から「猫背になっている」と指摘される人も多いだろう。背中はふだんの姿勢や日常生活の動作で負担がかかりやすく、筋肉が緊張しやすい。しかも、自分の手でもみほぐすのもむずかしい場所。マッサージをしてもらうのも手だが、直接触らずとも背中をほぐす方法がある。

それは、気がついたときに肩をグルグルまわすだけ。肩甲骨を動かせば、背中全体の緊張をゆるめることができる。とくに入浴後など筋肉がやわらかくなっているときがベスト。肩に痛みを感じる人は無理をせず、丸めたバスタオルの上に寝転がるだけでもよい。

実際にやってみると、短時間でもぽかぽかとからだが温まるのを実感するだろう。「運動がおっくう」と冷え対策に尻ごみしていた人も、まずは試してみてほしい。