野草だより
病気知らず冷え知らず | 「冷え」はからだの危険信号。放っておくと、思わぬ事態を招くことも――。決して、冷えをあまく見てはいけない。
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病気知らず冷え知らず 第25回

漢方薬の7割に含まれる
歴史が証明する健康食材とは?

ピリリと辛いあの根菜
百邪を防御するとも

2000年以上の歴史がある漢方薬。よく処方される医療用の漢方百数十種類のうち、7~8割にショウガが含まれている。ショウガなしには漢方は成り立たないといわれるほどで、漢方の原点とされる書物『傷寒論』には「ショウガはからだを温め血流をよくし、すべての臓器のはたらきを活性化させる。体内の余分な体液をとり除き……」と記されている。また、明の時代に書かれた『本草綱目』には「ショウガは百邪(種々の病気)を防御する」と記載がある。

漢方薬の代表「葛根湯」を例にとっても、もちろんショウガが含まれている。葛根湯はそこに葛根、麻黄、大棗、芍薬、桂皮、甘草といった生薬を組み合わせており、服用してしばらくすると汗がにじみ出てくる人が多い。漢方の専門書によれば、風邪だけでなく肩こり、湿疹、口内炎、中耳炎、蓄膿と、さまざまな不調や病気が対象になっている。

先人たちが実践していた知恵
「病気は温めて治す」

江戸時代の医者をモチーフにした『葛根湯医者』という落語では、患者が「頭が痛い」といえば葛根湯を渡し、「腹が痛い」でも葛根湯を処方し、「足が痛い」と訴えても葛根湯。それでいて、ほとんどの病気を葛根湯で治している。

ショウガの薬効成分はジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールなどの辛味成分だが、科学的に解明されるはるか以前より、当時の人は「からだを温める」重要性を経験的に理解し、それを助けるショウガを重宝していたことがうかがい知れる噺だ。

漢方薬はサプリメントや健康食品とは違いあくまで治療が目的だが、ショウガという素材をふだんの生活にとり入れ、からだを温めるのはこの季節を健康的に乗り切るため有効だ。

料理につかうのもよいがもっと手軽にとれる方法を紹介するので、お試しいただきたい。