野草だより
病気知らず冷え知らず | 「冷え」はからだの危険信号。放っておくと、思わぬ事態を招くことも――。決して、冷えをあまく見てはいけない。
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病気知らず冷え知らず 第13回

ガンコな手足の冷え
原因は、ゴースト血管!?

4割の毛細血管が
機能していない?

寒さがいちだんと厳しくなってきたが、冷え対策は万全だろうか。とくに多くの人が悩むのが「手足の冷え」。じっくり入浴をしたり、カイロで温めてもなかなか改善しないケースもある。もしかしたらその原因は、「ゴースト血管」が増えているせいかもしれない。

これは、毛細血管に血液が流れていない状態のこと。加齢とともに毛細血管がつまったり硬くなることで、血流が滞ってしまうのだ。日本血管生物医学会が発表したデータによると、60代の人は20代の人とくらべ、約4割の毛細血管がゴースト化しているという。

毛細血管は手足だけでなく、目や脳、胃、腸といった全身の臓器にもびっしり張りめぐらされている。これらがゴースト化することで、温かい血液がめぐらなくなり低体温に。内臓の機能も低下し、さまざまな病気や不調を招いてしまうのだ。あなたの血管は大丈夫だろうか?



「酵素」と「運動」で
手足ぽかぽか

ゴースト血管は自覚できないのがやっかいなところ。そこで、かんたんにチェックする方法がある。爪を5秒間強めに押さえてから離し、色が戻るまでに何秒かかるか。2秒以上かかった人は毛細血管がゴースト化している可能性が高い。

しかし心配は無用。いま機能していない血管も、生活習慣の工夫で日々ケアをすれば再生できるのだ。まずは食生活。血管のつまりをとり、しなやかにしてくれる「酵素」を積極的にとること。生野菜やくだもの、そして納豆や漬物などの発酵食品にも含まれる。さらに運動も効果的。毛細血管が集中する足指をこまめに動かせば、硬くなった血管がやわらかくなる。

多くの毛細血管が再生すれば、からだの末端まで血液がめぐり手足はぽかぽか。おまけに全身の血流がよくなることで脳も活性化し、肌や髪にもハリツヤが出る。さっそく今日から実践し、厳しい冬を乗り切ろう。